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西川先生にインタビュー!

お知らせニュース受験生在学生2021.12.24

intNishikawa_1― 本日は、2021年度春学期より着任された新任教員、西川先生にいろいろとお話を伺います。

 

 

 

■研究について

 

― 西川先生の研究について教えてください。

西川: 広く、色々なシミュレーションを行っています。今は人の動きを予測するシミュレーションが中心です。方程式が決まったものというよりは、シミュレーションのモデルを作り上げることが目標です。

― 色々なシミュレーションというのは?

西川: 生物だと、鳥の動き方のシミュレーションなどがあります。何か特定のテーマに縛られず、様々なものをシミュレーションしていきたいと思っています。元々はプラズマ物理学を専攻していて、地球磁場の反転をシミュレーションで再現したこともあります。

― プラズマ物理学!式が難解なやつですね。

西川: はい(笑)元々物理系の学科出身で。量子力学とか流体力学とか、電磁流体とか…

― 名前だけで気が遠くなる分野です…。物理学の勉強が得意だったんですか?

西川: 実は高校まで物理は苦手でした。

― そうなんですか!?

西川: はい。高校の物理学は暗記寄りじゃないですか。数学、英語、現代文みたいな、読み解いて楽しい教科が好きでした。大学の物理学は覚えることは少なくて、微分すると高校で暗記した数式が出てくる美しさ、爽快さが魅力で好きになりました。そこからずっと物理系で、大学院にも進学しました。

― どこで情報工学と繋がったんでしょうか。

西川: シミュレーションをずっと行っていたんですが、以前の所属先ではチームで研究していました。チームだからこそ研究ができるテーマが人の動きに関するシミュレーションで。施設の協力を仰いだり、人に実際に動いてもらったりは自分一人ではできないので。

― シミュレーションと一口に言っても様々ありますからね。人の動きのシミュレーションはすごく情報工学です。

西川: 今後はシミュレーションだけではなく、現実とシミュレーションを融合させていくことも考えています。また、学生のやる気によっては色々なシミュレーションを取り扱いたいと思っています。もちろん学生からの提案も大歓迎です。相談して研究を作り上げていきたいです。

― 学生と共に研究が発展していくのですね。楽しみです。

■教育について

 

― 春学期からさっそく講義を担当されていますが、いかがですか?

西川: 講義自体は非常勤講師もやっていたので経験は十分なのですが、着任すぐの春学期に週3回の講義で…なかなか慣れないスケジュールで疲れました。

― それはお疲れ様でした。講義するにあたって気を付けていることなどありますか?

西川: 情報数学Ⅱを担当しているんですが、情報数学の内容ってパズルみたいなんです。勉強じゃなくてパズルだと思ったら講義を楽しむことが出来る。そんな、楽しめるような授業にしたいと思っています。

― いいですね!

西川: あとは、学生とやりとりをして、教員が聞いて学生が答える…そんな自由度の高い講義をやりたいと思っています。他の皆さんの講義ってどんな感じなんですかね?

― そういう講義はぜひ進めてほしいです!例えば情報工学科ではあの講義が…(以降しばらく講義内容についての議論が続く)

■西川先生のコト

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― ご自身を一言でアピールしてください。

西川: うーん難しいですね…一言…真面目?と言っても違うような……………

― 長考してくださっている時点で真面目さが伺えます。一言で言い表せないくらいアピールポイントがいっぱいってことですね!

― ご出身は石川県とのことですが、岡山県、岡山理科大学の印象はどうでしょうか?

西川: 子供の頃倉敷にいたことがあるので、実は数十年ぶりです。大学は坂がすごいです。自転車で来ているので、毎日坂を上っています。あと、トンボとサギの多さに驚きました。

― トンボとサギ!確かによく見かけます。学生はどのような印象ですか?

西川: 学生は真面目な印象を受けます。

― 皆さん同じことを仰ってくださいます。情報工学科は真面目な学生が多いようです。

― 好きなものや休日の過ごし方を教えてください。

西川: サウナとお酒が好きです。タオルで仰ぐ人がいるサウナがあって、仰いでくる人との戦いを繰り広げていました。最近はサウナに行けていないので、サウナに行けるようになってほしいです。

― 行きづらい情勢ですよね。ちなみにお酒の方は?

西川: スコッチが好きです。氷もなしのストレートで飲んでます。

― それはすごい!じゃあ休日は、昼にサウナに行って夜はスコッチを…

西川: 最高の休日ですね!!

■高校生へのメッセージ

 

― 高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

西川: 高校で学問を嫌いにならないでほしいと思います。自分は、高校の勉強はあまり面白く感じなくて…。

― さきほどの物理学の話でしょうか。

西川: はい。高校の物理学は楽しさが分からなかったけれど、大学の物理学はその魅力にとりつかれました。大学生の間が一番勉強したので、高校生の皆さんも今の勉強が全てだと思わずに大学で学んでほしいです。

― 経験談なので説得力があります。

西川: あと、「努力はベクトル」という言葉をよく使います。努力はスカラーではなくベクトル。何を目標とするのか、どこを攻めるのか方向を決めてから努力するようにしよう、という意味です。

― 最後に素晴らしい名言をいただきました。今後も情報工学科で同じ方向を向いて活躍していただきたいと思います。ありがとうございました!

聞き手:小田哲也 上田千晶(情報工学科・講師)

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