情報工学科では,
を目指し,組織的に教育改善に取り組んでいます。
FD(Faculty Development)とは,質的向上を図るための組織的な取り組みのことですが,情報工学科FD委員会では,講義点検による授業の改善やカリキュラムの見直しなどについて,教室会議の検討要請を受けて定期的に会議を開いて活発に議論しています。そして,検討結果の報告,および企画提案が教室会議に対して行われるというシステムになっています。FD委員会の下位組織として複数のワーキンググループ(WG)があり,FD委員会の要請の基で目的別に活動しています。
教育点検システム(組織構成図)を構成する組織の役割と点検機能についてはこちら(PDFファイル)をご覧ください。
以下に教育改善の具体的実施例を紹介します。
情報工学科では
・わかりやすい授業
・適切な教材
・公平な評価
を目指し,毎年以下の手順ですべての科目の講義点検を行い,講義の改善に役立てています。
これらの改善点は次年度以降の講義に反映されます。
資料室に保管されている点検用講義データの一部
情報工学科では,教員が講義をしている様子を他の教員が参観する「授業相互参観」を毎年実施しています。他の教員の優れた教授法(授業の進め方や工夫)などを自分の講義へ取り入れたり,参考とすることで,一層の教育改善および講義改善につなげています。また,参観後はレポートを学科に提出し,意見交換会にて話し合うことで,学生にとってより良い講義になるよう学科教員全員で取り組んでいます。
各学期の終わりには,学生による授業アンケートを実施しています。このアンケートは,
の3つのパートから成り立っています。
学生自身の学習の振り返りのパートは,出席状況や授業時間外での学習時間,その科目に対する自身の学習の取り組み方,授業目標の達成度,この授業を受けてよかった点について評価します。これによって学生自身が自分の学習行動を見つめなおすことを促します。
学生による担当教員の授業評価のパートでは,当該科目の担当教員の熱意,受講者の満足度を評価します。これらは5段階で評価しますが,情報工学科では独自の得点化を行い評価するシステムを確立させています。またその結果,優秀な先生を表彰しています。(→「教員の表彰・受賞」ページ「教員評価 最優秀賞・優秀賞」)
授業改善への提言のパートでは,選択肢から選ぶ方式で授業の手法に関する要望,授業の進行と教材についての要望を調査しています。
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